背中にボールを挟むだけの簡単な体操で呼吸が改善!

呼吸が浅くなっていませんか?

呼吸が深く出来なくて悩んでいる時、

簡単な施術で呼吸を深くする方法を前回お伝えしましたね。

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この内容と合わせて継続していただくととても効果的です。

 今日はボールを使った腹式呼吸だけで血中酸素濃度が上げられるかもしれない体操を紹介します。

私は運動指導者として15年間活動していますが、運動指導者になる前は

看護師として整形外科を中心に15年間勤務してきました。

大学病院や個人クリニックだけでなく、訪問看護、訪問リハビリも経験しました。

その時に患者さんにこの体操を提案することで驚くほど顔色が良くなり、血中酸素濃度を示すパルスオキシメーターの数値が上がったAさんの体験とそのトレーニング方法を紹介します。

血中酸素濃度とは?

血中酸素濃度とは、血液の中に含まれる酸素の量のことです。この酸素は肺で取り込まれて体中に運ばれ、体の細胞に酸素を届けてエネルギーを作るのに使われます。

血中酸素濃度が低いと、体の部分に十分な酸素が行かず、体がうまく機能しなくなる可能性があります。医師や看護師は血中酸素濃度を測ることで、体の健康状態を確認できます。

測定する方法で最も簡易なのがパルスオキシメーターです。

コロナ禍で有名になった指を挟むだけで、簡単に測定できる機器です。

5年ほど前、運動指導者として訪問看護のお手伝いをさせていただく機会を頂きました。

患者様Aさんは80代の男性で、呼吸機能が低下し、肺がうまく機能していないので自宅で酸素を装着しながら療養されていました。

訪問看護や訪問リハビリ制度を利用し、在宅でいつもパルスオキシメーターを使用して管理をされていました。

Aさんの普段の平均血中酸素濃度は85%程度。

正常値は96%以上で、90%を切ると呼吸不全と定義されるのですがAさんは酸素ボンベを利用しても90%を超えることは難しい状態でした。

毎週訪れる訪問看護師は呼吸訓練のお手伝いもさせて頂いているとのことでした。

肺の機能を上げるための一般的な機能訓練とは?

私が以前に、神戸大学病院で看護学生として関わった患者様で、肺の切除術を行った後の呼吸訓練を毎日行っていた方がいました。

その時使用していたのが、お祭りの出店でよく見る、おもちゃです。

息を吹くと、ピュルルーとくるくる巻いていた紙が伸びる「吹き戻し」という物や、息を吹くと空中に浮く笛の様なおもちゃを見たことありませんか?

これらが入院中のリハビリで使われていました

Aさんもこれらの訓練と、お腹に手を当てて行う腹式呼吸を毎日ご家族と一緒に行っていたそうです。

こんな患者様に、私が試していただいたのは、

背中にボールを当てて腹式呼吸を行うだけの体操です。

背中や腰の張りをほぐす目的で行うことが多い体操なのですが、

ボールを使用することで肺の後ろ側が膨らむのを意識できるので呼吸訓練にも役立つのではないか?

と以前から感じていました。

一度体操を体験してみましょう

こんな簡単な体操を一緒に体験してみませんか?

まずは効果を確認したいので、体操前の背中の張りを確認します。

前屈して背中の張りや手と床の距離を確認してみて下さい。

立ち上がれない方は座ったままでも良いです。

体操の方法は?

 

背もたれのある椅子に座り、背もたれと背中の間にボールを挟みます。

このまま背中のボールを意識して呼吸を行うだけです。

とても簡単ですよね。

私たちの腹筋の1番奥には、腹横筋と言う腹巻のように背中からお腹まで1周してついている筋肉があります。

この筋肉は呼吸筋なので、呼吸と連動して動きます。

お腹だけでなく、背中にも腹横筋が付いているので、もちろん、呼吸するたびに背中も動いています。

これをボールを背中に当てることで、意識的に感じていただくのです。

息を吸ったとき、背中のボールに自分を押される感覚や、ボールが膨らんでいるような感覚がありませんか?

息を吐くときには、そのボールが潰れているイメージ、もしくは自分の背中がボールに乗っかっていくような感覚ありませんか?

これを5分程度ゆっくり繰り返します。

終わったら 

もう一度前屈チェックしてみて下さい。

手と床の距離は変わりましたか?

背中の感覚は柔らかくなってますか?

電動ベットの上で過ごされているAさんにこの体操を紹介すると、

「すごく呼吸しやすい!!背中を意識したことなかった」

と言われ、5分程度行うと、黒ずんでいた顔色がどんどん白くなって表情が明るくなっていきました。

パルスオキシメーターを見てみるとなんと!! 92%

正常値にはまだ遠いですが、ご本人も家族もとても喜ばれていました。

「このボールはどこで買えるんですか?」

と聞かれたので、スポーツショップなどで購入できることをお伝えしましたが、同伴されていた看護師さんもとても興味を持たれ、訪問看護ステーション側で購入して販売していくことになったようです。

 その後は、スタッフの皆さんに向けたセミナーも担当させていただきました。

「頑張らない運動術」は医療でも活用できます。

もし、この記事を読まれている方のご家族で呼吸機能が衰えている方がいたり、

またご自身がコロナ感染症の後遺症で苦しんでいたり、

医療関係者さんで患者様に役立てられることがあれば、ぜひ役立てて下さいね。

※この記事はいきいきのびのび健康づくり協会の講師としてのブログにも掲載させて頂いています。

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この記事を書いた人

看護師・健康運動指導士
40代からの身体をもっと動きやすく!!メディカル運動インストラクター
『たった10分で!楽に動ける身体を実感』できる『頑張らない運動術』を開発し普及しています。

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