『もしも入院してしまったら・・・?』高齢者でも復活するための運動レシピ

5月16日大垣市社会福祉事業団さん主催の介護予防講座「頑張らない運動術」今年もご依頼頂きました✨✨

毎年毎年必ず来てくださる皆さんとお会いできるのも楽しみの1つです。
今回は、3分の2がリピーターさんでした。
所長さんも笑顔で挨拶してくださり、温かく迎えてくださる職員さんにも感謝です。
「毎回、楽しみにしているのよ」
と声をかけてくださる参加者の方たちのお役に立てる内容をいつも模索してます。
今日のテーマは、
最近、最も参加者に人気がある内容!
「もしも入院してしまったら?
復活してくるための病院での過ごし方!」
この運動を実施された皆さんが、口を揃えて「お医者様から、こんな復活は奇跡だと言われた」とうれしそうにお話ししてくださいます。
誰でもできる簡単な運動とは?
足首を動かし続けるだけ
当たり前の簡単な運動ですが、やれる方はほとんどいません。
入院してしまうと、気力も落ちてしまい、何もしたくない・・・と感じる方がほとんどだからです。
皆さんも、寝た状態の足首を見てみてください。
寝た状態の足首は、つま先が遠くに伸びていますね。

[これで固まってしまったら?]
と考えたことありますか?
足首は90度に曲がらないと立つことが出来ません。
もし固めるなら、立っている状態で固めたいので、意識のない患者さんが、
意識が戻った時、すぐに立ち上がれるように、足首をできるだけ90度に近くして固定しておくということを
看護師をしていた時に行っていました。

ちょっと大袈裟な気がしますが、脳梗塞で倒れた方がこのまま固まってしまい
目が覚めた時には立つことが出来なくなってしまうという患者さんも多いのです。
高齢者になると起こる変化
高齢者になると、動かさなくなった筋肉はあっという間に固くなり弱くなります。
手術などした後も、すぐに歩けるために、まず足首を動かし続けることはとても重要なことです。

「頑張らない運動術」講座に参加してくださっている生徒の皆さんが
突然の事故や怪我の入院で体験したお話をしてくださるのを聞いていると、
「お医者さんに、あなたの年齢でこれだけ復活するのは奇跡だ!!って言われた」
「私以外の同室の患者さんはみんなデイサービスとか施設に行かれたけど、私だけは一人暮らしの自宅に戻れた」
など、嬉しそうに話してくださる方がとても多いのです。

こんなにたくさん奇跡が起こる?
そんなはずは無く、これは奇跡ではなく必然なのです。
動かして良い関節や筋肉はできるだけ動かし続ける・・・
という意識があるかないか?
の違いだけで、退院後の生活は全く違うと感じます。
元気な皆さんには、立った状態での足首・ふくらはぎの運動、「カーフレイズ」を30回やっていただきました。
ポイントは、必ず椅子や壁に手をついて行うことです。

「安全のため?」
それはもちろんですが、それだけではありません。
実際にやっていただけば分かります。
ふくらはぎの筋肉が使われる量が全然違うのです。
毎日、歯磨きしながらやれると習慣化できそうですね。
という私の話に
「これくらいならやるわ」
という声が聞こえてきました。
その後は、ふくらはぎの効果的なストレッチ「こむらがえりにならない体操」
でケアしました。
これも「歩きやすくなった」と大好評でした。
こむら返りでつらい方は以下の動画をご覧ください。
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今回もリアルな事例を興味津々で聞いてくださり感謝です✨
元気な高齢者の皆さんがもっともっと増えますように❣️
参加してくださった皆さんはもちろん、職員の皆さん
ありがとうございました!
