介護予防のために・・・高齢者が運動をしたくなるには！！

2024年11月15日2024年11月16日

運動しなさい！と言われたらどんな気持ちですか？

今日のお仕事は岐阜県大垣市という街でのセミナーでした。

岐阜県大垣市を一言で表すなら「水と歴史が息づく城下町」

岐阜県大垣市は、豊かな地下水に恵まれた「水の都」として知られ、市内には数多くの湧き水スポットがあります。また、歴史的には関ケ原の戦いの際に西軍の拠点となった大垣城があり、戦国時代から江戸時代にかけての城下町として栄えました。

自然と歴史が調和する大垣市は、伝統を守りながらも現代的な生活が融合する魅力的な街です。

そんな素敵な街、大垣市社会福祉事業団様からご依頼いただき、「頑張らない運動術」セミナーをさせて頂きました。

集まってくださったのは、この地域にお住まいの中高年の皆さんです。

運動しなさいと言われたら、どんな気持ちになりますか？

という質問に対して

「辛い」

「めんどくさい」

「しんどい」

などと、マイナスの言葉が次々と出てきました。

特に印象的だったのは、高齢者が運動に対して持つさまざまな心理的・身体的な壁についての話でした。以下は、よく聞かれる理由です

では、もし運動が「楽しくて、気持ちよくて、すぐに効果が感じられたら」続けたいと思いますか？
という質問に対して

皆さん笑顔で

「ハイ」

と答えられました。

私がコチラを担当させていただくのは、今年２回目です。

半分以上が春の開催にも参加してくださったリピーターの皆さんで、

「楽しみにしてきたのよ」

と言ってくださる方もいて、本当にありがたい時間でした✨✨✨

このような講座を地域で行うことには、大きな意義があると考えます。

健康寿命の延伸
高齢者が適度な運動を取り入れることで、介護が必要になる時期を遅らせ、より長く自立した生活を送れる可能性があります。
地域コミュニティの活性化
講座を通じて新たな人間関係が生まれ、地域でのつながりが深まります。孤立しがちな高齢者にとっては、これが精神的な支えになります。
予防の啓発
介護予防は「やるかやらないか」で将来の健康が大きく変わる重要なテーマです。地域での講座を通じて予防の重要性を伝えることができます。

などです。毎年たくさんの地域で講座をさせていただきますが、自分の役割にとても重さを感じています。

今日の講座が終わると、

「家で毎日頑張るわ💪」

「これなら続けられそう」

と口々に話してくれました。

皆さんのお役に立てたと思うと嬉しいです✨✨

参加してくださった皆さんはもちろん、いつもサポートしてくださる職員の皆さま、ありがとうございました✨✨

高齢者が運動を「したくなる」ためには、いくつかの工夫が必要です。

楽しいプログラムの提供
音楽に合わせて動くエクササイズや、ゲーム感覚で楽しめる運動は非常に効果的です。特に「みんなで笑顔でできる運動」は好評です。
成功体験を積ませる
簡単で達成感を得られる運動を導入し、「自分にもできる」という自信を持ってもらいます。例えば、軽いストレッチや椅子を使った運動などがおすすめです。
仲間づくりの場を提供
一緒に参加する友人や仲間がいれば、運動が楽しみになります。講座を通じて参加者同士のつながりを促進することも重要です。
負担を軽減する工夫
運動が「きつい」と感じないようにするために、短時間で行えるプログラムや、日常生活に取り入れやすい運動を提案します。