扁平足や外反母趾が気になる方!原因は靴?効果的な体操は?
扁平足の改善に必要な体操
「外反母趾や扁平足が気になるけど、どう改善すれば良いか分からない…」
というお悩み、実は多くの方が抱えています。
私が整形外科に勤務していた頃は、医師が患者さんに「扁平足は治らない」といわれていたのをいつも聞いていました。
しかし、運動指導者になり、体操によって痛みを軽減したり、歩きやすくすることが出来る!!
ということを知り、
今では多くの講座でその方法について伝えています。
大切なのが、「原因を知ること」、「適切な体操」です。
そのポイントについて書いてみたいと思います。
外反母趾・扁平足とは?
外反母趾は、足の親指が小指側に曲がってしまうことで、痛みや見た目の問題が出てきます。
一方、扁平足は足裏のアーチが落ち、平らになっている状態を指します。
どちらも歩き方や姿勢に影響し、放置しておくと身体全体の負担に繋がりやすいので、早めのケアが大事です。
外反母趾と扁平足の原因は?靴?
まずは、外反母趾と扁平足がどうして起こるのでしょうか。
外反母趾の原因
外反母趾は、足の親指が小指側に曲がり、親指の付け根が外側に突き出る状態を指します。
痛みが伴うことも多く、以下のような要因が関係しています。
- 狭い靴・ハイヒール
先が細い靴や高いヒールを履くと、親指が圧迫され、徐々に指が変形してしまいます。
特に女性に多いのは、ファッション性の高い靴による圧迫が一因です。 - 歩き方のクセ
内股や外股で歩くクセがあると、足の骨に無理な負担がかかり、親指の関節に影響が出やすくなります。 - 足の筋力の低下
足の指や足裏の筋力が低下すると、関節の安定性が失われ、変形を招くことがあります。
特に高齢者や普段から運動不足の方は筋力低下が原因になることが多いです。
扁平足の原因
扁平足は、足裏のアーチが崩れ、平らになってしまう状態です。
土踏まずがなくなることで、長時間の歩行が辛くなることもあります。主な原因は次の通りです。
- アーチを支える筋力の低下
足の裏の筋肉が弱くなると、足裏アーチが維持できなくなり、扁平足になりやすくなります。運動不足や加齢が原因になることが多いです。 - 過度な体重
体重が重いと、足裏のアーチにかかる負担が増し、アーチが崩れやすくなります。 - 遺伝や生まれつきの構造
扁平足は遺伝的な要因もあります。小さい頃からアーチが形成されにくい場合もあります。
1. 外反母趾と扁平足に効果的な体操
体操によって足の筋力を鍛え、柔軟性を保つことが改善への第一歩です。日々のルーティンに取り入れて、無理なく続けることが大切です。
足指のグーパー体操
- 床に座り、足を伸ばしてリラックスした状態にします。
- 足の指を広げるように「パー」の形にした後、ぎゅっと「グー」に握り込む動きを繰り返します。
- 1セット10回、1日に2〜3セットが目安です。
タオルつかみ体操
- 足元にタオルを置き、足の指でタオルをつかむように引き寄せます。
- 足裏の筋肉が鍛えられ、アーチを取り戻す効果があります。
- こちらも10回程度を1日2セット行いましょう。
扁平足予防改善体操(ふくらはぎストレッチとかかと上げ体操)
- 両手を壁について行うふくらはぎストレッチを行います。
- 両手を壁についたまま、かかと上げ運動を行います。
かかと上げ運動は、足首やふくらはぎの筋肉を鍛え、土踏まずのサポートに役立ちます。
30回行いましょう。
30回がキツイ人は、ゆっくりとかかとあげて立ち、3秒間キープを10回繰り返しても良いです。
詳しい方法は以下のYouTubeで説明しています。見てみてくださいね。
2.靴選びも大切!!正しい靴選びのポイント
体操と併せて、足に合った靴を選ぶことも大切です。
以下のポイントに注意して、正しい靴を選びましょう。
- 幅が広いデザイン
外反母趾を悪くさせないためには、幅が広く、足指が自由に動くデザインの靴を選ぶのが理想です。 - 適度なアーチサポートがある靴
扁平足には、土踏まずのサポートがある靴が向いています。
インソールでの調整も可能なので、
必要に応じて利用すれば良いでしょう。 - サイズはぴったりで
靴が大きすぎたり小さすぎたりすると、足が不安定になり、
外反母趾や扁平足が悪くなってしまう原因になります。
サイズを確認しましょう。
まとめ:無理なく続けて、足の健康を保ちましょう
足のトラブルを解消するためには、「毎日の体操」と「靴選び」が重要です。
特に、足の筋力を鍛えることは重要です。
改善には時間がかかるので、無理せずコツコツと続けてくださいね!